ドイツといえば、ヒトラー!
今日はそのヒトラーの最後の地をご紹介。
ヒトラー最後の地
Wilhelmstrasseというベルリン中心部にある通りがあります。
そこはかつて、第二次世界大戦中、ヒトラーの本拠地もあり、かなり攻撃を受けた通りです。
現在もTopography of Terror(日本語:テロのトポグラフィー/ドイツ語:Topographie des Terrors)という、ナチスによる恐怖政治の記録を展示したドキュメントセンターがあったり、同じところに、今も現存するベルリンの壁があったり、そこからすぐ行くと、チェックポイントチャーリー、壁博物館と、ベルリンに来たら押さえておきたい、壁の歴史についての観光スポットもあります。
そして、ヒトラーが最後、亡くなるまでいたバンカー(地下)もそのすぐ裏の通りにありました。
バンカー跡地。バンカーは埋められ、駐車場になっています。
今ではバンカーの見取り図を含めた案内板があるだけですが、その地に立ってみると、100年もしない昔に、本当に、ここにあのヒトラーが存在したんだな〜とか、どんな気持ちで最後を迎えたんだろう、とか考えると、不思議な感覚になります。
バンカー見取り図
Topography of Terror 公式サイト:https://www.topographie.de/en/topography-of-terror/
※Topography of Terrorの住所はNiderkirchenstrasse。(Wilhelmstrasseから入った通り。)
ユダヤ人 ホロコースト記念碑
バンカーからブランデンブルグ門方面へ行くと、ユダヤ人ホロコーストのモニュメントがあります。
おびただしい数の巨大な灰色の石塔群。
地面に傾斜があり、石塔は高さが異なっていて、その中を歩いていくと、何か得体の知れないものの中へ迷い込んだよう。
ちなみに、もし勇気のある人は、ここに夜暗くなってから来て、一緒にいる人とあえてバラバラにその石塔の中を歩いてみてください。
そしてしばらくしたら、お互い呼び合って、探しあってみてください。
真っ暗で、相手がどこにいるかわからない中、相手を求めていると、ユダヤ人が明日の命もわからず、孤独と恐怖に怯えた気持ちが、あなたにもわかるかもしれません。
これは、ユダヤ人の気持ちを本当に理解したいなら、とのことで、友人のドイツ人が教えてくれました。
なんとか、友達に会え、そして再び、街灯に照らされた明るい通りに出て、現実に戻った時、自分が生きていて、平和な世界に生きていることが、どれだけ尊いか、有難いか、実感できるかもしれませんね。
ちなみに、地下に情報センターもあるので、ぜひ足を運んでみてください。
そのあとはすぐ隣のブランデンブルグ門も見学しましょう。
大きな門を見上げ、またベルリンの壁が壊れた時の人々の喜びを創造したり、後ろを振り返って、まっすぐ続く通りに、自分の未来が続いていくことを感じてみたり、それぞれ、いろんな想いに浸ってみてください。
Alt Berliner Wirtshaus
ドイツの歴史に浸って、最後はもちろん食事とドイツビール!
ブランデンブルグ門からWilhelmstrasseに戻ります。歩いて5分しないところにある、ドイツ料理のレストラン“Alt Berliner Wirtshaus”。
内装もいかにも伝統的なドイツらしい作りです。
定番のシュニッツェルやアイスバイン、カリーヴルストももちろんありますが、定番に飽きていたら、ここではその他のお肉料理もオススメなのでぜひいろんなものにトライしてみて!
ちなみに、これはその日のオススメメニューのステーキ。
お肉も美味しかったけど、付け合わせのインゲン豆やジャガイモも美味しかった!
こちらは豚肉にサワークリームがのっている料理。(ごめんなさい、名前忘れちゃった。)
そしてデザートは定番Appfel Kuchenです。
オーストリアが元のデザートですが、ここのAppfel Kuchen、クリームたっぷりで大好き。
もちろんホームメイド。
ちなみに、ドイツではケーキにこうやってフォークが刺さって、出てきます。
重い歴史を背負ったドイツを味わった後は、美味しい料理を味わって、今の平和に感謝。